ロング・スロー・ディスタンス ①

ずいぶん昔のニューヨークのセントラルパークで、既に名が知れたマドンナが自分のすぐそばを走っていた・・・なんて声も聞きます。


また日本の芸能人などもマラソン大会に出場したりし、皆の注目を集めてきました。


東京では皇居RUNと称した走る人たちの姿が名物となりましたが、そのずいぶん後になってから遅ればせながら大阪ではMIZUNOがある淀屋橋付近を走るという人たちが増えてきたのがかれこれ15年前くらいなのでしょうか。


そのあたりの記憶が定かでないので、大変恐縮ではありますが、とにかくここ15年くらいの間にランナー人口は確実に増加しています。


一方、筋トレの世界では、例えば前出のマドンナがわざわざ湿度が高い室内での筋肉トレーニングを行ったり、わが国ではGACKTさんが激しいトレーニングをこなしている姿を動画で公開していたりするのですが、これらは我々素人衆が簡単に行えるものではないのです。


彼らには専属のパーソナルトレーナーや管理栄養士が付き、何かあった時にも万全の体制でサポートしてくれることが前提で行われる「プロ仕様のトレーニング」なのです。


しかし、元々スポーツマン気質の一般人の中にもツワモノがいらっしゃいまして、せっせと毎食高たんぱくの食品を摂取し、ストイックに己(おのれ)への厳しい筋トレメニューを課し、日々ナルシシズムに自分の限界にチャレンジし続けておられます。


そんな中、「最近あまり激しい運動をしなくてよいものが新しい。」「毎日長く続けるのが大切!」といった傾向もあり、昔々流行したけっこうハードなメニューを速い動きでこなし、終了後「ビクトリー!」と叫んでDVDの画面の中の皆さんとの一体感を味わったあんなトレーニングや「他にもこんなものが流行ったよネ!」の逆をゆくのんびりとしたストレッチの方法や呼吸法、ヨーガ等の「ゆるインナーマッスル系」が見直されてきているようです。(ずっと長く続けてこられた方には「いまさら何を言っているの!」なのでしょうけれど。)


そして、前出のRUNに関しても少し事情が変わってきました。


それは「ゆっくり走ろう」というものです。


2年程前のTarzan誌面でも特集され紹介されましたが、「ロング・スロー・ディスタンス」といい、略してLSD・・・なんだか60年代の古くさいイケナイお薬みたいで誤解されそうですが(!)このRUNの底力はスイスの科学者が偶然の産物で見つけてしまったトリップ状態を凌駕するほどのトランス状態!・・・というのはあくまで冗談ですが、それくらいシンプルで力強くエネルギッシュな「走り」のスタイルなのです。


そして、日々の雑事に追われてストレスが溜まっている人や、仕事の悩みをなかなか解消出来ない人には、このLSDという走り方に取り入れるとよい「瞑想ランニング」というものもお試し頂きたい。


瞑想というとなぜか怪しげな感じにもアブナイ人というイメージを抱く人もいらっしゃると思いますが、その定義も多種多様です。


筆者はあくまで非科学的なことは信じないヒトですので、このサイトでは宗教色は一切度外視した内容をお届けしたいと思います。


本日はざっくりとしたイメージで「LSDとはつまり、ゆっくり走ればガッツリ絞れる!」と覚えておいて下さいね。


次回につづく


筆者はかれこれ15年くらい5本指靴下(ストッキングやタイツもありますよ!)の愛用者であるが、このシューズの存在を知った時、度肝を抜かれましたね。

もうずいぶん前のことです。


ジムでこのシューズを履いた若い男性を見かけた時、思わず声をかけそうになり、実はかなり恥ずかしがり屋である筆者はそれが出来ず、指をくわえてじっとその足元ばかりを盗み見しながら筋トレを行っておりました。(よそ見は禁物!皆さんは真似しないで下さいね。)

まだこちらを履いていらっしゃる方はこの人以外遭遇しておりませんが。


ダウントゥアース!地に足つけてゆこう。

いつかチェルシージムで

CHANGE YOUR BODY, CHANGE YOUR LIFE.